卒業

先日卒業式を迎え、無事大学生活を終えてきました。どうも九条です。

 

ここ一年はほぼ授業がなく、学校に行くことがなかったのでもう、大学生である実感が抜けていたので卒業の実感もわかないのかもしれません。

 

大学生活を振り返ってみると、どこか周りの年代とのズレを感じて、追いつけない自分が嫌で人と距離を置くようになったのかもしれません。人間同士の集まりにおいて、自分の素顔を100パーセント曝け出して付き合える集まりなんてそうそうないじゃないですか。ましてや大学なんて広い地域から集められた人たち、同じ大学に受からなければ、知りもしなかったどこかの誰かだったわけです。それでも大学生はお酒を飲めますので酔いにまかせて深く知りあった気になるのです。なんかそれが僕は気持ち悪く、居心地が悪く感じてしまうのです。簡単に言葉で形容してしまうのならば、大学生のノリ、が苦手だということです。

 

ホントはそのノリについてければ、ついて行くために自分に仮面をかぶせ笑えればいいのですが、どこかそれが面倒になってたのだと思います。

 

反対に高校生ではそんな風に仮面をかぶり、グループによって、また、受け入れられるであろうキャラクターを演じつつ、でもまぁ楽しく過ごしていたのです。

 

その反動でまた一から大学生としての自分を作ることに諦めてしまった、妥協してしまったことは、僕の大学生活の失敗点でもあったかのようにも思うし、それでも良かったのかと思う。

 

もともと自分の性格が、自己中な考え方をするなぁと自分で自分に思ったいたのですが、大学生活はいわばその自分に素直に生きれたんじゃないかと思う。寝たい時に寝て、サボりたい時はサボって映画を見て、朝まで遊んでぐったりと家に帰りそのまま寝たり。何やってんだろ自分、なんて思うほどやりたいようにやったあの怠惰で無駄に見えるあの日々は確かに楽しかったと言える。その思い出は大学生活の中で良かったと思える思い出の1つだろう。

 

高校の時はやはり色々と縛りがあった。人に自分の行動や何やを縛られるのが不快なので髪を染めた。それで何かが変わるわけではないのだけれど。そんな縛りが大学生活ではほぼ無くなった。恵まれていた環境に置かれていた。やりたいようにやってこれた。その先で僕はこれからのことを考えねばならない。これからも僕はやりたいようにやりたい。何がやりたいのだろうか、それもまだ見つかっていない。でも世界は割と残酷なもので、『あなたはもう大人です。』と不意に告げる。

 

知ってたはずの未来がすぐそこにきているというのに僕はまだ駄々をこねている。そこからの脱却、4年間は怠惰を貪ったので今年は動かなければならない。

 

子どもからの卒業式は夢の中で執り行われるのかもしれない。