眠れない夜もたまには、ある。

そろそろ寝ようかな、と思って布団に入っても眠れない夜はたまにある。

 

眠れないのはその1日が自分にとって満足でなかったからだ、というのを聞いたことがある。本当かどうかは分からない。でも。

 

なんとなくそれはわかる気がする。

 

1日がこれで終わってしまうのはもったいない気がして、体は疲れてるはずなのにまだなにかできるんじゃないかと強がってしまう。自分では気づかないうちにね。だとしてもその時間になってまだ何か大きなことはできるんだろうか。少なくとも僕はスマートフォンで意味もなくSNSを眺めたりして不毛な時間を過ごしている。(わりと嫌いな時間でもないが。)

 

では1日の満足とはどうしたら得られるのだろうか。

 

特にスッと眠れる日を思い返してみると、それは幸福な疲れを感じた後にくるものだと思う。

 

例えば、1日中遊びまわった、いい映画を見た充実感、好きなアーティストのLIVEの余韻、なにか立てた目標を達成した、

 

こんなことがあると僕は、心地のいい疲労感を感じる。そしてそんな日はスッと眠りにつける。そんな日はすごく、すごくいい。言葉には表せない良さがある。

 

 

最近眠れない日が少し前より多い気がする。

納得いってないのか、僕は。と思うけど、結局何をなすべきか分からず、それでもなお何をするわけではない。たぶんそんな生き方は、ダメとは決めつけないけれど良くないと思う。

何者かになりたい、他と違う何かに。なんて思うけれど、人は元来それぞれ個性を持っている。ありがたいことにね。

だから別に自分なりに生きていくうえで、何か大きな目標を掲げる必要なんて、あったに越したことはないけど、別になくてもいいんじゃないかと思った。

 

時たま出会える心地の疲労感を毎日味わえるように、生きていければいいなと思う。

 

あ、でも、眠れない夜もたまにはいいんじゃないかとも思うよ。

 

そこでコトバだけで取り繕った何もしない昔の自分と会えばいい。

そして僕はこれでも今楽しいよ、といえる自分になりたい。

 

 

そう決意し、決別したところで眠くなってきたので今日は寝ることにします。